眠りは短くなる
私は睡眠に関わる仕事をしています。
たまに眠りの質に関する講演をするんだけど、意外とウケが良いのは
「歳をとると眠れなくなる話」
今回はその話をします。
人は歳をとるにつれて、睡眠時間が短くなっていきます。
これは、多忙で寝られなくなるとかではなくて、カラダの睡眠サイクルが短くなることによって睡眠時間も短くなるというもの。
睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠の2種類がある。
簡単にまとめると以下の通り。
・ノンレム睡眠
深い眠り、成長ホルモン分泌、身体の修復、成長
・レム睡眠
浅い眠り、夢を見る、記憶の固定化中
など。
90分サイクルで行われており、ノンレム睡眠が90%、レム睡眠が10%になっている。
なので、深い眠りであるノンレム睡眠はカラダの成長や回復に大いに関わってくるので、これを大事にしなければならない。
従って、短い眠りや浅い眠りを繰り返していてもカラダには良くはないということ。
話を戻して、なぜ人は歳をとると睡眠時間が短くなるかだけど、
この睡眠サイクルが歳をとるとともに短くなる。
若い人は90分サイクルだけど、高年齢者は60分サイクル程度になる。
なので、若い時は
90分サイクル×5回=7.5時間 寝られていても
歳をとると
60分サイクル×5回=5時間 しか眠れない。
5時間で目が覚めてしまうので、
よくある年配者の「朝目が覚めてしまう」「長く眠れなくて睡眠障害かも」といのは全くもって病気でなくて
カラダの生理現象なのである。
病気だと思い込んで、悩んでしまうとグッスリ眠れなくなる。
睡眠を楽しんで、気持ち良く眠りましょう。
(ちなみに、グッスリはgood sleepが由来なんて説もアリ)
睡眠のことを話し始めると、あれも話したいこれも話したいと収拾がつかなくなるので、小出しにしていこうと思います。
ああ、時間がないので簡単に書こうと思ったらやっぱり長くなってしまった。。