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54時間で起業家を目指すStartupWeekend 参加レポート(後編)

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二日目

 

 二日目は朝9時半集合。この日からはチームで集まって行動する。

私のチームは、朝食を摂りながら宿題で考えてきた5つの案を交換しあった。

 

 

 

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 タイプの異なる4人が集まると様々な目線から見たアイデアが出て非常に面白い。

ディスカッションから大体の方向性が決まる。

 

ここからはトントン拍子でかなりスピーディだった。

具体的な実装機能の内容、エンターテイメント性の機能、利益獲得方法などなど。

 

 

 個人的に利益獲得の方法はかなり勉強になった。

広告収入、関連商品販売など自分が経験していない業種の仕事を経験しているからこそ思い浮かぶビジネスプランばかりだった。新しいものの見方を学ぶことができた。

 

そして、私たちはアプリビジネスを考えていたのでハッカーが落とし込みやすいように一画面ずつレイアウトとフローチャートを決めていった。

 

コーチング

  二日目にはスペシャリストのオーガナイザーによるコーチングを受けることができる。

ビジネスプランについて一人ずつ順番にプロの目線からアドバイスをしてくれる。

私のチームを担当して頂いた方々はIT業界では今話題の有名な方々だった。

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 スライドを使用し1分程度でプレゼンをしたところ、オーガナイザーが口を揃えて言うのは

「それで早起きできるのか」

だった。

確かに現状の内容ではエンターテイメント性は十分にあるが、起床の観点では起きる動機付けが少し弱かった。

皆悩み始め、そこから徐々に方向を見失い軸がぶれ始めた・・・・

 

軸の固定

 どうすれば「早起きできるか」を考えていたが、これといった意見がでなかった。

しかし、ディスカッションの中で「早起きは目的ではない」ことに気付いた。

 

 なぜ早起きをするのか。

 

人は「お金持ちになりたい」「起業したい」など何かしらの目標がある場合が多い。

その目標を叶える為に早起きという’’手段’’を使い、朝活や勉強をする。要するに、何かをする為に早起きをする。早起きは’’目的’’ではなく’’手段’’なのである。

 

 これに気付くまではこのアプリで楽しく起こす方法を考えていた。

だが、原点回帰し「早起き=手段」に気付いたことで元の方向に修正することができた。

 

 この一件で「軸の固定」は非常に重要であると改めて再認識した。

小さな柱が増えたり減ったりしても大した問題は発生しないが、大黒柱が崩れた時の修正は非常に難しい。

本来の目的や軸となるものが何かを共有して認識することが大事である。

ディスカッションしているとき、良いアイデアがどんどん出ていると軸はブレないが、一旦悩み始めると軸までもが見失いやすくなってしまう。

 

 二日目は軌道修正したところで終了。

面白いことにLeeさん曰く、二日目の夜が壁に当たったりビジネスとして成り立たなくなったりとモチベーションが下がるチームが多いそうだ。まさにその通りだった。

 

三日目 最終日

 翌朝、このアプリの具体的なターゲットは「起業家になる為に早起きしたいが、朝に弱い人」に決定した。個人的には狭すぎるターゲットは利益獲得の確率が下がるのであまり共感はしなかったが、発案者田中さんの強い意向で納得しこれに決定した。

発案者はハスラー兼ハッカーでもあり、開発者はものづくりに強いこだわりを持っているなと感じた。強い芯があるのは良いことである。

 

 ちなみに、この日は早起きの気分を味わってみようとのことで、朝早く起きるつもりでいたが疲労から眠すぎて全く起きれなかった(笑)

 

プロトタイプの作成

 ターゲットが明確になってからは、顧客である起業家たまごにマッチする機能の考案を行い、プロトタイプの作成に取り掛かった。

 田中さんが5分でデモサイト開設(http://ceoalarm.strikingly.com)、ハルさんが二時間ほどでデモアプリ作成してくれた。ハッカーの技術、プログラミングの速さに驚いた・・・。

 

 

 私はその間せこせことkeynoteにて発表スライドを作成。

田中さんとの「appleみたいにプレゼンしたい」と意見一致し、画像のみ、単語のみのかっこつけまくったスライドを作成した(笑)

 

 

最終発表

17時。最終発表が始まった。

発表は、プレゼン5分間と質疑応答5分の計10分である。

質疑はプロのオーガナイザーの方々で、不公平のないように当日初めてプレゼン内容を知る。

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発表の順番は以下のとおり。

 

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 もう既にビジネスとして成り立っているチーム、斬新アイデアで審査員も納得のビジネスモデルが構築されていたチーム、プレゼン時間5分に収まりきらず思いが伝えきれなかったチームなど様々だった。

皆、ビジネスの発想の着眼点が面白く、かなり勉強になった。

 

 

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 私たちのチームは6割位の内容しか伝えられなかったかなという感想。

話し手が思う気持ちを伝えても、聞き手の理解の仕方は異なっていたり、伝える難しさを実感した。

一番のアピールポイントをどうすればどれだけ確実に伝えられるかをしっかり考えなければならないと反省。

 

 ちなみにスライドはかっこつけまくってて、他のチームは意外と普通だったので浮いて恥ずかしかった(笑)

恥ずかしくてスライドを早く切り替えたのも敗因の一つだと思う(笑)。

 

 

そして、全てのチームの発表が終わり1人2票(だったかな・・)を投票した。

 

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優勝チームの発表。

 

残念ながら優勝は他のチームでした。

 

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 その後は、パーティ開催ということで、

色々な参加者との情報交換を行った。

 

 

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まとめ

 振り返ると、この3日間は非常に長く感じた。

最近は1週間1ヶ月が気付いたら過ぎていて、それは大人になると時が過ぎるのが早く感じるというジャネーの法則。

子供の頃のように新鮮味に満ちた時間を過ごすと、長く時を感じる。

 SWでは、ビジネスモデル構築の手順や利益獲得方法、マーケティングなど、知見や見聞がものすごく広がった。

当たり前だが世の中にはまだまだ知らないことだらけであり、それを知るのも楽しいし、知ることばかりだと人生の過ごす時間も長く感じることができるし、満足度も非常に高くなる。

 

 参加するのには勇気がいるが、それ以上に得るものがあると信じて行動していき、人生を充実したものにしていきたい。

 

 このこと、この感覚を忘れないようにし、仕事やプライベートなどに活かしていこうと心に誓いました。終わり。