睡眠中、身体でどんなことが起こっているの?
睡眠中、身体でどんなことが起こっているかご存知ですか?
睡眠中に身体の中で行われていること。
それを紹介します。
実は、以下のことが行われています。
1.呼吸
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入眠とともに呼吸数は減り、ノンレム睡眠には緩やかに。
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特に、深い眠りの時は、極端に少なくなります。
睡眠中は呼吸の回数が少なくなります。
しっかりと呼吸ができる環境が必要ですね。
2.発汗
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睡眠中は、体温を調節するために約コップ一杯もの汗をかきます。
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眠りにつくと胸部などで発汗が始まり、次第に減少をはじめ、
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明け方には最も少なくなります。レム睡眠には、特に多くの汗をかきます。
睡眠中は大量の汗をかいているようです。
そのため、寝具には蒸れないようなパッドを使用したり、定期的にメンテナンスとして洗濯などをし、清潔に保ちましょう。
3.体温
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睡眠中は下がり、明け方に近づくにつれてあがります。
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皮膚の温度は、頭は低く手足は高い「頭寒足熱」型です。
一般的には、「頭は冷やす」「足は温める」のがいいと言われております。
身体の体温は低くなるので、寒くなりすぎないようブランケットなどを使い調整しましょう。
4.血圧
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入眠後低下し、睡眠の後半から明け方にかけて次第に上昇。
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レム睡眠時には、血圧が乱れます。
起床時に低血圧だと、寝起きが悪いなど言われておりますね。
食事なども気を使い、血圧の調整も大事です。
5.心拍数
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睡眠が深くなるにつれて減少します。
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レム睡眠には一時的に増加し、不規則になります。
機会があれば、寝ている人の心拍を聞いてみましょう。
回数は非常に少ないですよ。
6.寝返り(体動)
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寝返りには、血液の循環を促したり、温まりすぎた場所を冷やしたりするための大きな動きで、一晩に20回以上あらわれます。
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健康な人ほど、睡眠中に体をよく動かします。
寝返りは、している意識はほとんどありませんので、「俺は寝返りを全くしないんだ」と思っている人も多いですが、ほとんどの人は寝返りを無意識のうちに行なっています。
身体が、マットレスが固い、寝苦しいなどと考えると寝返りに回数が増えます。
そうなると睡眠中に運動エネルギーを使い、脳が覚醒しやすくなり、ぐっすり眠れません。
寝具・睡眠環境にも気を使いましょう。
7.筋肉
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睡眠中は、基本的に筋肉は緩和した状態です。レム睡眠時はノンレム睡眠よりも筋肉の緊張がほどけ、筋肉の疲労が取れやすい状態になります。
筋肉が緩和とは、力が入っていない状態です。
金縛りとは、ノンレム睡眠とレム睡眠が切り替わる時に発生すると言われています。
脳が起きている時に、身体は寝ている状態なので筋肉に力が入らず、身体が動かないのです。
怖い!
8.ホルモンの分泌
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睡眠が一定の深さになると成長ホルモン・副賢皮質ホルモン・性腺刺激ホルモン・甲状腺刺激ホルモンなどの分泌が盛んになります。
成長ホルモンの分泌される時間帯ですが、今まではシンデレラタイム・ゴールデンタイムなどと言い、10時〜深夜2時の間により分泌されると言われておりました。
しかし近年の研究では、入眠から3時間の間により分泌されると言われています。
昔はしっかりと夜は寝ていたという生活スタイルと、近年は夜勤などあり様々なライフスタイルでの研究ができたので判明したようです。
入眠の3時間が勝負ですよ!
9.その他
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胃酸分泌物は減少。ただし、レム睡眠時には増加します。
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胃の痛みなどで夜中に目が覚めるのは、レム睡眠です。
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尿量は減少。特にレム睡眠時には著しく減少します。
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金縛りはレム睡眠時に起こります。夢に伴う現象のひとつで、
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奇想天外な映像=夢に影響を受け、体が動けなくなります。
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寝言は夢と連動しているように感じますが、実はほとんど無関係。
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夢を見ないノンレム睡眠に起こる現象です。
まとめ
無意識の中、上記9項目のことが行われているんですね。
睡眠中、身体は休養するためのモードに入ります。
眠らなければ9項目のことが行われないと考えると、睡眠の重要性がわかりますよね。
その時間を大切にしなければ、翌日も元気に活動することができません。
しっかりと休みましょう。
そして、明日に繋げましょう!
それでは、おやすみなさい。